「すべての会社に財務戦略を」
決算書分析
当期予算や前期実績と比較して、業績状況を正しく把握することが欠かせません。前月1ヶ月と合わせて、期首から当月までの累計など、期間や比較対象を多角的に見て、自社の業績確認を毎月実施するサイクルを確立することが欠かせません。
突発的な費用や支出の発生、スポットとストックの分類把握が欠かせません。常に数値を注視することで、無駄遣いの抑制、社内の不正利用などの発覚などにも繋がります。
売掛金は、売上代金の入金であり、買掛金は、仕入外注代金の出金です。近い将来において資金繰りに影響を及ぼす要因を事前に把握しておくことが資金変動に備えることが必要です。
年度計画を策定したとしても、ほぼ間違いなく計画通りに事は進むことはありません。差異を正しく確認し、要因を分析することで、軌道修正に取り組むことや追加対策を講じることが最も大切なことです。
財務上の様々な数値は、経営上の活動の結果です。数値だけに注目していても、企業の成長ためには十分でなく、業績に至るまでのプロセス指標となるKPI(重要業績活動指標)を設定して、行動実績を継続的にモニタリングすることが欠かせません。